外壁塗装の塗料の種類と選び方|耐用年数・費用・失敗しないポイントを徹底解説

外壁塗装を検討し始めると、必ず出てくるのが「塗料の種類って何が違うの?」という疑問です。
・安い塗料と高い塗料の違いは?
・長持ちする塗料を選びたい
・自分の家にはどれが合っているのか分からない
この記事では、外壁塗装で使われる代表的な塗料の種類と、
失敗しない塗料選びのポイントを、プロの目線で分かりやすく解説します。
不明点はペイントックの経験豊富なスタッフがお答えいたしますのでお気軽にお問い合わせください。


外壁塗装で「塗料選び」が重要な理由
外壁塗装は、ただ色をきれいにする工事ではありません。
外壁を紫外線・雨風・汚れから守り、建物の寿命を延ばすための工事です。
その性能を大きく左右するのが「塗料の種類」です。
- 塗料によって耐用年数が大きく異なる
- 費用だけで選ぶと、数年で再塗装が必要になる用だけで選ぶと、数年で再塗装が必要になる
- 建物や環境に合わない塗料は性能を発揮できない
つまり、
塗料選び=外壁塗装の成功・失敗を決める最重要ポイントと言えます。
外壁塗装で使われる主な塗料の種類と特徴
アクリル塗料

耐用年数:5〜7年
アクリル塗料は、かつて主流だった塗料ですが、
現在の一般住宅ではほとんど採用されていません。
特徴
アクリル塗料は、かつて主流だった塗料ですが、現在の一般住宅では選ばれることは稀です。
紫外線への耐性が弱く、長期保護を目的とした外壁塗装には不向きな傾向があります。
メリット
- 初期費用を最小限に抑えられる
→ 短期間使用の建物や仮設向き - 発色が良く、ビビッドな色が出やすい
- 乾きが早く施工しやすい(工期が読みやすい)
デメリット
- 紫外線に非常に弱く、チョーキングが出やすい
- 日当たりの良い面は劣化が特に早い
- 塗膜が硬くなり、下地の動きでひび割れが出やすい
- 早期再塗装が必要になり、長期的には割高
こんな方におすすめ
短期間で建て替えや売却を予定している場合や、
仮設建物など「長期耐久を求めないケース」に限って検討される塗料です。
ウルタン塗料

耐用年数目安:8〜10年
特徴
ウレタン塗料はかつて外壁塗装で主流塗料として使用されていたため、アクリル塗料と比べて密着性が高く、雨樋や破風板、鉄部などの付帯部との相性が良い塗料です。
しかし後に登場した塗料のほうが価格や性能のバランスに優れていることから使用は減少傾向にあります。そのため最近は外壁全面使用ではなく「部分使い」で真価を発揮しています。
メリット
- 素材を選びにくく、密着性が高い
- 柔軟性があり、細やかな動きに追従しやすい
- ツヤ感のある仕上がりを作りやすい
デメリット
- 外壁全面ではシリコンよりコスパが落ちやすい
- 白系では黄変(黄ばみ)の可能性がある
- 排気ガスや雨だれによる黒ずみが目立つ場合がある
こんな方にオススメ
外壁はシリコン以上の塗料を選びつつ、
付帯部のみウレタンで使い分けたい方に向いています。
シリコン塗料

耐用年数目安:8〜10年
特徴
現在の戸建てで最も採用されている、いわば『標準的な塗料』です。
価格と耐久性のバランスがよく、多くの家庭にとって現実的な選択肢になっています。
メリット
- コストと耐久のバランスがいい
- 低汚染・防カビ・遮熱など機能の選択肢が多い
- 色あせが比較的穏やか
デメリット
- シリコンでも製品のグレード差に違いがあり選択に迷う
- 安価な製品は期待よりも早く劣化する可能性あり
- 下地処理が甘いと寿命が一気に縮む
こんな方にオススメ
「価格・耐久性・安定感」のバランスを重視したい方や、初めての外壁塗装をする方にとって失敗しにくい選択肢です。
ラジカル制御型塗料

耐用年数目安:12〜16年
特徴
ラジカル塗料は、塗膜の劣化原因となるラジカル(劣化因子)を抑制する技術を持つ塗料です。
シリコンと近い価格帯で、耐候性を底上げした中間グレードと考えると分かりやすいです。
メリット
- チョーキングが起きにくい
- 色あせしにくく、美観を保ちやすい
- コストパフォーマンスが高い
デメリット
- 製品ごとに性能差がある
- 濃色では過度な期待は禁物
- 下地・施工品質の影響を受けやすい
こんな方にオススメ
シリコンよりもう少し長持ちさせたい方や、
性能とコストの“ちょうどいいバランス”を求める方に向いています。
フッ素塗料

耐用年数目安:15〜20年
特徴
フッ素塗料は紫外線に強く、長期間にわたって劣化しにくい高耐久塗料です。
塗り替え回数を減らしたい人にとって魅力的な選択肢です。
メリット
- 初期費用が高い
- シーリングや付帯部は同じ年数もたない
- 短期売却予定ならオーバースペック
こんな方にオススメ
長く住み続ける予定の方や、
将来的な塗り替え頻度を減らしたい方に向いています。
無機塗料

耐用年数目安:20〜25年
特徴
無機塗料は紫外線劣化に強く、非常に高い耐久性を持つ最上位クラスの塗料です。
長期的に美観と保護性能を維持したい方向けの選択肢です。
メリット
- 劣化しにくく、長寿命
- 防カビ・防藻性能が高い
デメリット
- 施工難易度が高く、業者差が大きい
- シーリング・付帯部との寿命バランスが必要
- 費用が高額
こんな方にオススメ
「最後の外壁塗装」にしたい方や、
施工品質に自信のある業者に依頼できる方に適しています。
光触媒塗料

耐用年数目安:12〜18年
特徴
光触媒塗料は、太陽光(紫外線)を利用して汚れを分解する機能を持つ塗料です。
外壁表面に付着した排気ガス・ホコリ・有機汚れなどを分解し、
雨水によって汚れが流れ落ちやすくなる「セルフクリーニング効果」が期待できます。
「汚れにくい外壁」「清潔感を長く保ちたい住宅」と相性の良い塗料です。
メリット
- 汚れが付着しにくく、美観を長期間維持しやすい
- 排気ガスや黒ずみが目立ちにくい
- 外壁の“清潔感”を保ちやすい
- 低汚染性能を重視する人には魅力的
デメリット
- 日当たりが弱い立地では性能が十分に発揮されにくい
- 初期費用がやや高め
- 耐久性は「無機・フッ素より上」というわけではない
- 製品差・施工品質の影響を受けやすい
こんな方にオススメ
交通量が多い道路沿いや、
外壁の黒ずみ・排気汚れが気になりやすい環境の住宅に向いています。
また、「できるだけきれいな外観を長く保ちたい」という
美観重視の方にも相性の良い選択肢です。
遮熱塗料

特徴
遮熱塗料は、太陽光の赤外線を反射し、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑える塗料です。
これにより、屋根・外壁の蓄熱を軽減し、
室内温度の上昇をやわらげる効果が期待できます。
とくに夏の暑さが厳しい地域や、
2階の室温上昇に悩んでいる住宅で注目されています。
メリット
- 屋根・外壁の表面温度を下げやすい
- 夏場の室内温度上昇を抑える補助効果が期待できる
- エアコン負荷の軽減につながる可能性
- 塗装+省エネ対策を同時に検討できる
デメリット
- 「劇的に涼しくなる」ほどの効果を期待するとギャップが出やすい
- 断熱材・換気・屋根構造の影響も大きく、塗料だけでは限界がある
- 濃色では遮熱効果が弱まりやすい
- 通常塗料より費用が上がるケースが多い
こんな方にオススメ
2階の暑さや、屋根からの熱気が気になっている方、
**「外壁塗装と同時に、暑さ対策も検討したい方」**に向いています。
ただし、遮熱効果は住宅構造や断熱性能にも左右されるため、
過度な期待をせず“補助的な省エネ対策”として考えるのが現実的です。

外壁塗装の塗料選びで失敗しないために必要なこと
外壁塗装は、塗料の種類だけで仕上がりや満足度が決まるわけではありません。
「選び方」を間違えないことが、後悔しないための最大のポイントです。
耐用年数だけで判断しない
耐用年数が長い塗料ほど優れている、というわけではありません。
建物の状態や予算、今後どれくらい住み続けるかによって、最適な塗料は変わります。
オーバースペックな塗料を選ぶと、
費用に対してメリットを十分に活かせないケースもあります。
立地・環境に合った塗料を選ぶ
外壁は、日差し・雨・湿気・排気ガスなどの影響を常に受けています。
- 日当たりが強い → 紫外線に強い塗料
- 湿気が多い → 防カビ・防藻性能の高い塗料
- 交通量が多い → 低汚染タイプの塗料
地域や住環境に合った選定をすることで、塗料の性能を無駄なく活かせます。
塗料より「施工品質」が重要
どんな高性能な塗料でも、
施工が適切でなければ本来の耐久性は発揮されません。
- 下地処理が不十分
- 規定の塗布量を守っていない
- 乾燥時間を無視した施工
こうした工程の差が、寿命と仕上がりを大きく左右します。
👉 つまり、塗料選び=業者選び です。
失敗しないためには「家に合った提案」を受けることが近道
塗料選びは、カタログや価格だけで決めると失敗しやすい分野です。
建物の状態・立地・ご予算・将来計画を踏まえたうえで、
「その家に合った塗料」を選ぶことが、後悔しない外壁塗装につながります。
ペイントックはそのお手伝いをさせていただきたいと持っておりますので是非一度お気軽にお問い合わせください。

